ムートンを長く心地よく。

ムートンを長く心地よく。

やさしくできる、お手入れの話。

ムートンは、空気をふくむ天然素材。
ふわっと軽いのに、あたたかい
その魅力を長く楽しむためには、ちょっとした“やさしさ”が大事です。


履く前にできること

ムートン対応の防水スプレーを、軽くひと吹きしておくと安心です。
汚れや水を弾きやすくなります。


履いたあとのケア

柔らかいブラシで、表面のほこりをサッと。
力を入れすぎると毛足が傷むため、強く押しつけず“なでるように”がポイントです。


濡れてしまったときは

直射日光を避け、風通しの良い場所で自然乾燥を。
無理に乾かそうとすると、毛が縮んだり固くなることがあります。


汚れが気になったときのケア

まずは、使える洗剤を確認します。


使用してOKな洗剤

・中性洗剤(おしゃれ着用洗剤。例:エマールなど)
・ウール用洗剤
・頭髪用シャンプー(普段使っているものでOK)

どれも“やさしい洗浄力”のもの。
強すぎない洗剤は、ムートンの毛を傷めにくいです。


避けたほうがいいもの

・漂白剤
・柔軟剤
・アルカリ性洗剤
・熱湯

色落ちや毛の縮み、毛抜けの原因になることがあり、ムートンとの相性がよくありません。


汚れを落とす手順

30℃くらいのぬるま湯に、中性洗剤を少量溶かします。
汚れた部分は、タオルで“優しくトントン”とたたくように拭き洗い。
ゴシゴシこすると、毛が抜けたり毛流れが乱れやすいため避けてください。

洗剤を拭き取るときも、きれいな濡れタオルで同じようにトントンと、やさしく洗剤成分を取り除きます。

終わったら、直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しし、完全に乾かします。


乾いたあとの仕上げ

乾燥後は、柔らかいブラシで軽くブラッシング。
強くこすらず、ふんわり毛並みを整える程度で。
力を入れすぎると毛が引っ張られ、傷む原因になります。
ほんの少しのひと手間で、ムートンらしい柔らかさが戻ります。


おわりに。

ムートンは、“やさしく扱う”だけで長く寄り添ってくれる素材です。
毎日のちょっとしたお手入れで、ふわふわの時間が続きますように。


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