「TRONCHI」 ~笑顔あふれる店主が織りなす心温まる空間~
岐阜市の閑静な住宅街に佇む「TRONCHI」は、店主石田理江さん(通称:意志子さん)が切り盛りするセレクトショップです。
セレクトショップといっても、オリジナルのウェアも展開する店内は、リラックスできる空間が広がっており、訪れる人々が気軽に立ち寄り、服を手に取りながら、自然と会話が弾む場所となっています。
意志子さんは美大出身で、独自のセンスと細やかな心配りで、多くの常連客から愛される存在。
ほぼ毎日行われている意志子さんのインスタライブを見れば誰もがとりこになるはずです。
▶ 意志子さんと私たちとの出会いは2年ほど前。
それは二年ほど前…。オンラインストアで「TRONCHI」というお名前で白のレースアップシューズの注文がありました。それが意志子さんと私たちとのはじまりでした。たまたま発送業務をしていた私が見つけたその「TRONCHI」というお名前は『何て読めばいいのかしら?』という好奇心からInstagramで検索…。
するとなんと可愛らしいお店ではありませんか!!
その時私は『このお店でスワンを置いてもらえないかな』…とひそかに夢を抱きましたが日々の業務に追われさっと立ち消えてしまいました。
それから2か月程経って、ショールームにおしゃれなご夫婦がカラーオーダーに来てくださいました。奥様の足元は白いレースアップシューズでした。
▶ それはまるで少女漫画に出てくるような…。
色々とご試着いただいた後、奥様が『この靴(履いてこられた白のレースアップシューズ)オンラインストアで買ったのですが…とっても気に入ったのでうちの店で取り扱いできますか?岐阜でオリジナルウェアとセレクト品を取り扱うshopを営んでいるんです~』と…。
そこでピンときましたね。多分TRONCHIさんだ!と。
それはまるで告白できずに時間ばかりが過ぎていく中学生が数年後に両思いだったことに気づく少女漫画のようで、今も鮮明にあの日のことを記憶しています。
前置きが長くなりましたが、そんなTRONCHIさんが現在の場所にお店を移転して5周年アニバーサリーということでSWAAN4RLBERGのイベントを開催してくださいます。(2024年9月17日〜23日)
今年はなんと《 TRONCHI×SWAAN4RLBERG 》の限定デザインもご用意!
意志子さんがはるばる岡山工場まで足を運んでくださり、出来上がったのがこちら
▶ 今回、あらためて意志子さんにインタビューさせていただきました。
Q1.「TRONCHI」の由来は?
「TRONCHI」という店名は、絵本「まじょっこトロンチ」からつけました。
2004年頃、趣味でアクセサリーを作っていたのですが、当時通っていたセレクトショップの方に「うちのお店で販売してみない?」とお誘いいただいたのがきっかけでした。
その時に自分の中の古い記憶にあった思い出の絵本を思い出し、私の作ったものを手にした人が、私にとってのこの絵本のように大切な存在になればいいなと思い名付けました。
Q2.「TRONCHI」をオープンしたきっかけは?
2006年に子供を出産後、「こども服のトロンチ」としてクラフトマーケットやネットショップで販売やオーダー受付をしていましたが、お客さんたちから「近くに住んでいるから仕上がり品を取りに行きたい」というお声が増えまして…結果、2013年に週末ショップみたいなカタチでお店を持つことになりました。 (やながせ倉庫に2年いました)
その後、我が子の成長にともない、2015年末に子供服作りから大人服作りにシフトしました。
いまではTRONCHIのオリジナルウェアが好きだと集まってくださるお客さん方のお声をききながら、自分自身が好きなものやおススメしたいものを取扱うセレクトショップの役割も担っております。
Q3. 「TRONCHI」のオリジナルウェアはどんな服ですか?
ざっくりと言えば私の好きな素材、好きな形を思いのままに作っています。
素材としてはコットンやリネンなど天然繊維をベースにして、着ていて気持ちがよく、動きやすいこと。また、年齢を問わず着られるデザインを心がけ、10年先も着られる服を目指しています。
Q4. スワンを取り扱ってくださったきっかけは?
長くお取引させて頂いたがシューズブランドが廃業され、わたしをはじめとする靴好きのお客さんたちが靴難民になってしまい新たな出会いを求めていたところ、インスタグラムの広告でスワンアルバーグさんを知りました。
シンプルで合わせやすそうなデザイン、色やサイズ展開の多さ、なによりも色を選んでカスタムできるシステムに惹かれ、履き心地を試すべくまずは自分用を購入させていただきました。
予想通り、いやそれ以上の履きやすさに「これだ…!」と思いお取引をお願いさせていただいた感じです。スタッフの皆さんや、岡山工場の職人さんたちにもお会いして携わる方々のお人柄含め、大好きな靴屋さんになりました。
「大切な人たちとの絆を感じながら、自分らしいお店を持つことができて本当に幸せです」と語る意志子さんの笑顔は、訪れるお客様にも自然と伝わり、店内に穏やかな雰囲気を作り出しています。
「TRONCHI」は、ただ洋服を売る場所ではなく、人と人との繋がりが感じられる、心温まる空間です。